カナル型イヤホン 体験(2) ノイズキャンセリング Sony MDR-NC100D

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旅行などでは大きな騒音の中でも音楽を聴きたいことがある。例えば、航空機内、列車内、電車内など、数え上げれば限が無い。通常のカナル型イヤホンも密着型イヤピースで騒音を物理的にカットしてくれるが、限界がある。しかし、騒音を耳元のマイクで捉えて電子的に騒音を打ち消し、聴きたい音響のみ聞こえるイヤホンがある。これがノイズキャンセリング・イヤホンまたはヘッドホンです。これを使うと周囲の騒音の多くは極小状態になり、場所をえらばず音楽を楽しめます。

一般的にノイズキャンセリング機能付きイヤホンは外形が異なる2種類があり、1つは外耳道に少し入れるカナル型、もう1つは耳全体に被せるヘッドホン型です。また、ノイズキャンセリング機能をオフにしたとき、通常のイヤホンまたはヘッドホンとして使えるタイプと使えないタイプがある。購入ならこの点に要注意です。ノイズキャンセリング機能付きイヤホンは比較上は高価ですが、ヘッドホン型になると数万円以上の高額品が多いし、自重も300gを超えるようです。

いろいろ調べて、ソニーのカナル型ノイズキャンセリング付きイヤホン MDR-NC100D を購入しました。念の為ですが、メーカーはノイズキャンセリング・ヘッドホンとしている。さらに「ウォークマンやアイポッドで使用」としていますが、もちろんICレコーダーやパソコンなど他の電子機器でも使えます。
序ながら、購入のノイズキャンセリング・イヤホンはメーカー推奨価格が18000円余、しかしインターネットの価格比較サイト(価格ドットコム)で在庫有りと送料無料の条件での最安値圏を探してみる。代引き料を加えて11000円弱の提供があり、この店(大手量販店グループ)に決めました。金曜にオンライン発注、日曜に受取りました。

ミニジャックからイヤホンの途中にノイズキャンセリング・コントローラーがある。使い方として、まず付属の単4乾電池1本を入れ、コントローラーの電源をオンにする。それから AI NC ボタンを押してノイズキャンセリング機能を作動させる(インピーダンス70Ω)。ノイズモードは3種あるが、自動的に選択される。環境が変わったら再度 AI NC ボタンを押すと新環
境に合わせてくれる。コントローラーの MONITOR ボタンを押すとイヤホンの音が小さくなり周囲の音が聴きやすくなる。コントローラーの電源がオフなら通常のカナル型イヤホン(インピーダンス16Ω)となる。基本的な機能はこれだけの簡単なものです。コントローラーは胸ポケットなどに付けるためのクリップがある。

詳しい性能などは 「 SONY/ノイズキャンセリング・ヘッドホン MDR-NC100D 」をご覧ください。接続しなくとも、下の写真(右)を拡大すると仕様などが詳しく分かります。

外箱(表)
外箱(表)店頭でみるもの、
プラスチックは外した。
外箱(裏と側面)
外箱(裏と側面)
仕様等の説明


製品の箱の中に入っているものは、インナーイヤホンとコントローラー、専用ポーチ、ノイズアイゾレーション・イヤピース3組、航空機用プラグアダプター、コード長アジャスター、延長コード(0.3m)、単4乾電池1本、説明書と保証書です。イヤピースはS、M、Lの3種ですが、購入時にはMがイヤホンに付いている。耳穴に合ったサイズでないとノイズキャンセリング機能が低下するようです。

同梱品


イヤホンのコードは左が短く右が長いタイプです。左右のコードを首の前に垂らさず、左側コードは垂らして右側コードを首の後ろに回して使用するとイヤホンの落ち着きが良いようです。コードを邪魔に感ずることも少なくなる。コントローラー両端のコードは取り外しできないので、胸ポケットにクリップで止めると良いでしょう。

延長コードは0.3m。何故この長さなのか不明です。しかし、手持ちの他のカナル型イヤホン(ATH-CKM500)は左右のコードが同じ長さです。左コードを丸めて短くし右コードを首の後ろに回して使っている。その時、胸ポケットまでのコード長が少し足りないのでこれを流用しています。丁度良い・・・。

次の2枚の写真は左右のイヤホンの拡大写真です。下の写真ではノイズキャンセリング用のマイクが写っている。マイクの分だけ通常のカナル型イヤホンより大きいのですが、気にする程の違いはない、と云えましょう。

カナル型ノイズキャンセリング・イヤホン(1)

カナル型ノイズキャンセリング・イヤホン(2)


使用の際は、まず器機の音量を最低にした後にイヤホンを耳に装着し、それから適切な音量にすると良いでしょう。短い使用経験で気付いたことは、PCに接続したこのイヤホンで聞いている時、ノイズキャンセリング機能をオンにすると音量が増大、オフにすると減少します。音量調節が必要な程度の変化です。大音量で聴く癖のある人はオンにする時に気を付ける必要がありそうです。

実は未だ航空機や列車で使用していません。それでノイズキャンセリング機能の実力は分かりません。しかし、この機能をオンにして音楽を聴きながらテレビの音量を最大まで変動させてもイヤホンから入ってくるテレビの音量は微量で一定の印象でした。かなりの程度で周辺の雑音は減少させてくれる、ようです。メーカーは低音の雑音には良く機能するといっています。

ノイズキャンセリング機能の現場テストは時期が来るまでどうにもなりません。体験次第、追記として報告することにいたします。

音楽を聴く時の音質は良いと思います。ソニー製イヤホンは低音と高音が強調されていると批評されることもあるらしいが、このサイズのもので低音の強調が無かったらどんな音でしょう? 高音もキンキンした感じはあまりない。筆者にはいやな音のイヤホンではありません。ただし、手持ちの オーディオテクニカ ATH-CKM500 と比較すると、ソニーはメリハリがはっきりした音でオーディオテクニカは大人しい音と思います。共に十分に音楽は楽しめますが、臨場感はソニーの方に軍配がより高く上がる、かも知れません。

インターネットで英語のビデオをソニーの MDR-NC100D で聞くと、明瞭に聞き取れることが多く驚いている。全くの主観ではありますが、この点は他のどの手持ちイヤホンよりも優れていると思います。

追記(2013.02.21):テレビ
夜になるとワイフは好みのテレビ番組を観て過ごすことが多い。同じ部屋ながら、テレビは観ずに、音楽をこのイヤホンで聴くことがある。ノイズ・キャンセリングをオンにすると、テレビの音は微かに聞こえるが何を云っているか分からない程度です。するとイヤホンの音を小さくしても十分に音楽は楽しめます。耳のためにも良いですね。[終]

追記(2013.04.10):航空機内
春になり上京した。搭乗機が水平飛行になり電子機器の使用が可能になってからICレコーダーとカナル型ノイズキャンセリング・イヤホンでクラッシックを聴いて過ごした。機内の騒音は凄いもので、ノイズキャンセリング機能がオフなら、ICレコーダーの音量を15~20程度にしてやっと音楽が聴ける。自宅などで音量20とは鼓膜が破れる感じのものです。ノイズキャンセリング機能をオンにすると飛行音は大幅に減少し、音楽は音量10~13で充分に楽しめます。もちろん曲目によりますが、これは自宅での音量とほぼ同じか少し大きい程度です。静かに音楽を聴きながらの飛行は快適でした。
ICレコーダーやiポッドで音楽を聴いていると、機内アナウンスが聞こえない。これは問題かも知れません。
今回の飛行機は空気式イヤホンなので付属の航空機用プラグ・アダプターはテストできなかった。
[終]

追記(2013.06.04):航空機座席のプラグで聴く
6月3日JALボーイング777-200型機に搭乗する機会があった。イヤホン用コンセントは2種あったが、その内の1つがノイズキャンセリング・インホンに付属の2本電極のプラグアダプターに合っている。プラグアダプチーを差込み、イヤホンをつないで音楽チャネルを聴いていた。機内アナウンスがあると音楽は止みCAなどのアナウンスが入る。問題は聴いていた音楽の音量レベルとアナウンスの音量レベルが全く異なることだった。アナウンスは非常に大きな音量で慌ててボリュームを下げなくてはならない。ここは機内設備のイヤホンでも持込みのカナル型イヤホンでも同じで、改善して欲しい点です。両方のイヤホンを比べると、ノイズキャンセリング・カナル型イヤホンが機内では良い音が楽しめると思います。
[終]

北行庵ブログの別記事、
カナル型イヤホン(1) オーディオテクニカ ATH-CKM500
も是非ご覧ください。




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